ABOUT
永澤兄弟製陶所は出石焼の伝統を守りながら、独自の手法で新しいデザインを提案する1907年創業の窯元です。今日の出石焼の礎となった明治時代の盈進社や県立陶磁器試験所で活躍した初代永澤永信が開窯しました。
日々の暮らしに彩りを加える花の器、食の器、酒の器など、一つ一つ丁寧に手作りしています。
「出石焼」は透明感のある純白が特徴の磁器です。鉄分の含有量が驚くほど少ない良質な地元産の原料、柿谷陶石が生み出す白さは神秘的でさえあり、他に類を見ないとも言われます。
出石焼は白磁一色の表面に、花模様などを彫り込んだ花瓶や茶器が代表的で、そのシンプルな美しさと絹のような風合が評価され、国の伝統的工芸品にも指定されています。
出石焼の特徴である「白」を基調としながら、さらなる美しさを求めて。
穏やかでいて緊張感のある、質の高い器を目指して作陶を続けています。